寝かしつけのコツでぐっすり眠ろう!コドモトのねんね講座体験レポート&インタビュー

コドモトでレポーターをしているまゆみです。
わたしは、2019年生まれの長女(現在4歳)と2021年生まれの次女(現在2歳)の子育て中です。
上の子が2~3歳のとき、お昼寝をしない、夜の寝つきが悪い、寝ても眠りが浅い、夜中に泣き叫んで起きるなどなど、子どもの睡眠のことでとても悩んでいました。
困っていても、どこに相談したらよいのかわからずにいたところ、コドモトでねんねの講座があるということで参加してみることにしました!

ねんね講座体験レポート

2022年から開催されているねんねの講座では、アメリカ在住で元気な男の子3人を育てる講師のライトひかりさんから、睡眠に関する基本的なことや年齢に合った寝かしつけのコツなどを教えてもらったあと、個別の相談会で、それぞれの家庭の生活に沿ったアドバイスをしてもらえます。
毎日のお昼寝のリズムが整わない、夜の寝かしつけに苦労している、夜泣き対応で自分が寝不足に…という方におすすめです!
記事の後半では、講師ひかりさんへのプチインタビューを掲載しているので、読んでみてくださいね!

わたしが参加したのは、2022年11月に開催された「幼児さんのネンネを攻略する4つのtips」という講座です。
初めに、ひかりさんが作成したオリジナル動画を視聴し、子どもの睡眠についての基本的な知識や、入眠しやすい環境・タイミングなど寝かしつけがスムーズになる方法を学びました。自分のペースで見れたり、必要なところを何度も見返せるのが、動画視聴の良さだと思います。

動画の中から得たヒントをもとに、まずは、自分でどんなことなら実践できそうか考えます。
数週間後、他の参加者のみなさんとオンラインツールZOOMを使用しての相談会がありました。ネントレ(ねんねトレーニング)を実践しているという方は、すでに動画で説明のあった内容にチャレンジしてみたとのこと。

相談会では、教材の内容に関する具体的な質問をしたり、個別の悩みを聞いてもらったりして、ひかりさんから、それぞれの状況に応じた解決策のアドバイスをしてもらいます。
他の参加者の方との交流もあり、いろいろな話しが聞けて参考になりました。
引き続き、相談が必要な場合は、別途料金にはなりますが、継続して個別に対応してもらえます。

2023年9月、アメリカから日本へ一時帰国したひかりさんのリアルで開催された講座ものぞいてみました。
この日は上大岡のめぐみ保育園で行われ、事前の動画視聴はなく、対面で「これだけはおさえたいネンネの基本」についての講座のあと、個別相談会になりました。参加者のみなさんが、子どもたちを見守りながら、熱心にメモをとっている姿が印象的でした。

同じ会場に集まると、子どもたちの様子もわかりますし、参加者同士の表情や雰囲気も感じやすいので、オンラインとはまた違った話しやすさがありますね。

参加したあとに起きた変化

講座を受けたあと、わたし自身が具体的に実践してみたことをほんの一部ですが紹介します。子どもの睡眠にも改善が見られ、わたしは、ひかりさんに相談してみてよかったと感じています!

具体的に試したこと

・寝る前はテレビや動画を見せない、時間を決めてそれ以降は消すというルールを作った
・生活リズムに沿って無理のないルーティンを決めて実行する(例えば、夕飯とお風呂の順番を逆にした、歯を磨いたら布団にはいる、本を3冊読む、電気を消したらお茶を飲みに行くなど立ち歩くことはしない)
・ぎゅっと抱きしめて「大好きだよ」「今日もありがとう」など安心するような声かけをする、一日のできごとを振り返る

改善したこと

・今まで抱っこやとんとんが必要だったのが、自分から横になり眠りにつけるようになった
・暑かったり鼻が詰まったりして夜中に起きだすことはあるけれど、再度自力で寝つけるようになった
・寝ている間に突然、何かに怯えるような様子で、叫び声を挙げたり、泣き出したりする“夜驚症(やきょうしょう)”のような症状が落ち着いた
・毎朝決まった時間に目を覚ます

初めは、生活リズムを変えたり、見たがっているテレビを消したりするのが大変でしたが、数日、数ヶ月と続けるうちに、だんだんと習慣になっていきました。
我が家の場合、下の子が生まれてから、2人同時に寝かしつけをしなければならなくなったので、正しい知識を身につけて、対策することで、スムーズに眠りにつけるようになって、本当に助かりました。
子どもの睡眠について困っている、迷っているというとき、また、自分自身も眠る時間を確保したいというときには、ねんねの専門家にお話しを聞いてみるのはいかがでしょうか。

アンケートより参加者の声

<参加した感想>
・悩んでいるのは自分だけだと孤独だったので、仲間がいると分かりホッとした。
・少し月齢の上の子の悩みとその解決方法を聞けたので、我が子がその月齢になったときの参考になりそう。
<講師の印象>
・とても丁寧な方でした。また困ったときは相談したいです。
・とても明るく、一人ひとりに寄り添いながらお話をしてくださったので、安心してお話しできる環境でした。

夜泣きに苦戦?!睡眠コンサルタントの活動を始めて…

アメリカ在住で主にオンラインで日本人のママ向けにねんねの講座を開催するライトひかりさんへインタビューをしました。

妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント・Baby Success代表 ライトひかりさん

プロフィール
国際認定IPHI妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント。東京都出身。家族は、アメリカ人夫とやんちゃな男児2人。2023年に第3子、出産!現在、アメリカ在住。アメリカの土曜日補習校の教員4年目。オンラインで日本人ママ向けに睡眠講座を開催中。

今の活動を始めたきっかけを教えてください

「現在7歳になる長男が生まれたとき、夜泣きがひどく大変でした。一生懸命、寝かしつけをするけれど、1時間に1回起きて、わたしも寝不足でふらふらする、子どもも眠くてぐずついて不機嫌になる。このままではまずいと、科学的に睡眠学を学ぼうと思い、睡眠コンサルタントの資格を取りました。
大事なことなのになぜ教えてもらえないんだろう?と疑問に思い、それならわたしが伝えていこう!と活動を始めました。基礎知識があれば、ママたちもしっかり睡眠をとって心も体も健康でいられます。わたし自身のつらい思いやそれを克服した経験を伝えることが、今大変な思いをしているママさんのためにもなり、社会にも役立てると思っています」

ねんねの講座ではどんなことを学べますか

「不定期で行っている講座でテーマに沿ってお伝えしています。
例えば、“これだけはおさえたいネンネの基本”では、睡眠の基礎についてお伝えしています。具体的には、寝る時の環境を整えるための室温や光のコントロール、服装、1日のスケジュールに関わる赤ちゃんの活動時間についてなどです。
幼児さん向けの講座では、0歳と1歳では、精神的にも身体的にも成長して、寝かしつけの方法が変わってきますので、睡眠の基礎の部分は同じだけれど、成長にあわせてどうアレンジするのかという部分をお伝えします」

アメリカの団体で資格をとられたとのことですが、日本人に伝えるときに気をつけていることはありますか

「人間の身体という意味では、どの国に生まれても、生物学や行動心理学など睡眠学の基となる科学的根拠に違いはありません。寝かしつけとなると、欧米ではベビーベッドが主流ですが、日本は布団で添い寝が一般的など背景となる文化が違ってきます。わたし自身、日本生まれ日本育ちなので、文化の違いも意識してお伝えしています」

睡眠コンサルタントの知識をご自身の育児にも活かしていますか

「次男が生まれたときは、絶対に苦労をしたくないと思い、ねんねが上手になるように種を植え始めました。いわゆるネントレをしなくても済むように育ててきました。生後半年頃から、おやすみと声をかけてベッドに寝かせてわたしは寝室を退室、抱っこしたりトントンしたりしなくても一人で眠りにつくようになりました。寝かしつけが0秒なので、長男を待たせることなく、次男の寝たあとに長男とゆっくり絵本を読んだり、長男がわたしに甘えたりする時間をとれたことが、とてもよかったです。
今年生まれた三男には少し苦労しています。上にやんちゃな男の子が2人いるので、なかなかねんね上手になる種まきをする時間がとれず、次男のように丁寧に仕込むことができません。生後6ヶ月を過ぎて、日中の活動時間が定まってきたころ、短期集中でネントレをしようと考えています」

ねんね講座とネントレ(ねんねトレーニング)は違うものですか

「わたしの認識では、ねんねトレーニングは、〇〇メソッドを使って眠る練習をすること。ねんねの講座では、そのネントレをする前の準備段階、睡眠の土台を教えています。睡眠時の環境を整えることは、ネントレをする前の必須項目です。睡眠の土台を整えるだけで、ネントレをしなくても、お悩みが解決することがありますよ」

今、子育てで悩んでいることを教えてください

「今年、長男が7歳、次男が5歳で、家庭学習を嫌がるようになりました。自発的にやってくれるようにどう導いていったらよいのか…。年齢があがると悩みも変わるものですね」

アメリカでの子育てで苦労されていることはありますか

「日本は周りと同調すること、空気を読むことを大事にします。アメリカは自分自身のこと、自分の意見を主張することを大事とします。それぞれの社会に合わせた子育てをしないといけないなと感じ、わたし自身も勉強しながら、子育てしています」

読者のみなさんへメッセージをお願いします

「悩んだら、専門家に問い合わせてほしいな、と思います。0歳1歳のかわいい時期はすぐ過ぎてしまいます。この時期をどうか楽しんでほしいです。しんどい、つらいで過ぎてしまうのはもったいない。悩みは解決して、いっしょに子育て楽しみましょう!」

講師への問い合わせ

メールアドレス
contact@baby-success.com

\アメリカ流子育ての声かけ、親子の関わり方をInstagramで配信中/
baby.success_hikari.wright

今後の予定

2023年11月13日(生後6~12ヶ月対象)オンライン寝かしつけ相談会
2023年12月4日(1~3歳対象)オンライン寝かしつけ相談会

ねんね講座の詳細・お申込みはこちら
https://www.kodomoto.info/events/uv3omnAMGps

右:おひるねアート撮影会講師水野さゆ 真ん中:レポーターほんだまゆみ 左:ねんね講座講師ライトひかり