コドモトについて
「赤ちゃんを連れて行ける場所はどこだろう?」
初めての子育て、家で赤ちゃんと二人きり。
知らないことだらけで不安な日々。
出かけたくても、子どもを連れていると慣れたはずの街もわからないことだらけ。
授乳、おむつ替え、遊ばせられるか、離乳食は食べさせられるか。
「大人と話がしたい」
かわいいけれど、言葉を話せない赤ちゃん。
目を離すことができない小さな命は、一人で支え続けるにはとても重いものです。
子育て情報サイト コドモトがスタートしたのは、2017年。
一人の母親が「この街に安心して子どもを連れていける場が欲しい」「そんな場を知るための情報が欲しい」とママ友たちを誘って始めました。
3歳1歳の二人の子育てをしながら、1日10分の休憩時間を取ることすら難しい中で、家事をしながら、ご飯を作りながら、頭の中で企画書の内容を練り上げ、書き上げたのは2015年のことでした。
「ワンオペ育児」「孤育て」という言葉が注目されていた当時、企画書に賛同して仲間になってくれたのも、みんなパパが激務でワンオペ育児をしているママたちでした。
パパは仕事で、ママは子育てで、どちらも疲労困憊でした。
「保育園落ちた日本死ね!!!」という言葉が流行語になったのが2016年。
あれから10年。急速に保育園が増え、共働き家庭は増え、パパたちの育児参加率もかなり上がりました。
一方で、出生数は2015年が年間100万人を超えていたのが、2025年は70万人。
30万人も減ってしまいました。
赤ちゃんのかわいさを、泣いていてもかわいい様子を知っていますか?
子どもたちの何かに夢中になってキラキラと輝く目、大人が忘れてしまったものを持っているその姿。
子どもたちの元気な声は、喜びであり、未来の希望です。
でも、子どもたちが街にいることが歓迎されていると感じられない現状が、今も変わらず存在しています。
子どもを持つことへの希望よりも、不安の方が大きい人がきっとたくさんいます。
子どもを持つ喜びがイメージできないから、子どもを持たなくなるのではないでしょうか。
コドモトのメンバーのほとんどが子育て当事者です。
赤ちゃんから小中学生、高校生。
子どもの年齢は様々ですが、子育てをする中で「こんなことが困るよね」を解決するように、「あったらいいな」を実現するために、私たちは活動しています。
子どもが大きくなったメンバーも、子どもを持たないメンバーも、みんな赤ちゃんや子どもたちのかわいさにいつも癒され、元気をもらっています。
「私の困ったこと」が、他の誰かを助けるかもしれない。
子どもを温かく見守る眼差しが、街の中に本当はこんなにあるんだと知って欲しい。
子どもたちとの毎日が、こんなに心豊かなものだって知って欲しい。
私たちは「支援」ではなく、子どもとともに暮らすことが喜びとなるよう、欲しい未来を描くために活動をしています。
「子どもと〇〇」
その後にくる言葉は、それぞれが当てはめられるように。
ママだけでなく、パパだけでもなく、親だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんも、先生たちも、ご近所さんも、お店の人も、みんなが子どもに関わって、共に子どもの存在と成長を喜べるように。
そう願って「コドモト」という名前をつけました。
子どもとの暮らしが心豊かで、喜びに満ちたものになるように。
それが当たり前の社会を実現するための活動を、コドモトは行っていきます。

NPO法人コドモト
代表理事 上岡朋子
コドモトの事業
「情報発信」「場づくり」「防災」を三つの柱に活動しています。
くわしくはこちら https://www.kodomoto.info/articles/jigyo
寄付・支援について
https://www.kodomoto.info/articles/donation