風呂敷で防災!避難時や子連れおでかけに使える風呂敷抱っこの仕方を教えます

突然ですが、今災害が起きたことを想定してみてください。

場所はどこでしょう。
子どもと一緒にいますか?
自分が一人で子どもを連れていて、怪我をしてしまっていたり、交通機関が止まって長距離移動しなければならなくなったら、どうやって子どもを連れて安全な場所まで行けばよいでしょう。

子どもと離れていたならば、迎えに行かなければなりません。
家や職場から園まで歩いて迎えに行って、子どもを連れて帰ってこられるでしょうか。

子どもを抱っこして、重い荷物を持って、離れた避難所まで行かなければいけないかもしれません。

災害はいつどんな状況で起こるかわかりません。そして自分も万全の状態とは限りません。

そんな 緊急時、いつもの持ち物が防災用品として使えたら 助かるのではないでしょうか。

防災ポーチ(https://www.kodomoto.info/articles/moshimo-pouch_just-for-me) を持ち歩いていれば心強いですが、更に 風呂敷を持っていれば色々と活用できる ことをご存知でしょうか。

今回皆さんに防災アイテムとしてご紹介したいのが『 風呂敷抱っこ 』です。

子どもを抱っこして長距離歩くことは災害時に限らずとても大変です。そんな時に負担を軽減してくれるアイテムが、「 抱っこ紐 」や「 風呂敷 」です。

抱っこ紐は対応年齢4歳くらいまで可能

抱っこ紐はしっかり作られていて安全性があり、市販の物であれば大体4歳(20kgくらい)まで抱っこが出来ます。ただ持ち歩くにはかさばり、荷物になってしまうのが難点です。

風呂敷は対応20kgくらいまで可能

風呂敷は一枚の生地ということだけで安全性の保証がないものの、20kgくらいまでの子どもなら簡単に抱っこが出来ます。
風呂敷は畳めばコンパクトになるので、いつもの鞄に入れ持ち歩くことが可能です。

そして 抱っこの仕方も簡単 なので、 誰でも 抱っこが 出来ます !!

①風呂敷を三角に折る
②底辺部分の両端を結び輪を作る
③輪の中に子どもを通す
④三角の頂点を子どものお尻の下から引っ張り込む。

これだけです。

こんなに簡単なのにしっかりと抱っこが出来て、大きい子でも10分程耐えられます。

子どもが2、3歳になると、ある程度歩くのでかさばる抱っこ紐をあまり持たなくなりますが、まだまだすぐに疲れてしまう年頃。
4、5歳でもまだ疲れて「抱っこ〜」となることもありますよね。そんなときでも、風呂敷一枚あれば、手だけで抱っこするよりはるかに楽に抱っこができます!

実際に体感した人の声

コドモトの開催する防災ワークショップで風呂敷抱っこのワークに初めて参加した方は「風呂敷だけで本当に子どもを支えられるのかな」「何か難しいやり方なのかな」と最初は珍しさもあるのか興味本位で足を運んで下さいます。
そして実演を見ると必ず「おぉー!」と歓声が上がります。私もそうでしたが、布一枚で簡単に抱っこが出来るとはみなさんも思っていないのではないでしょうか。

子どもと一緒に風呂敷抱っこに挑戦した方は
「こんなに簡単に抱っこ出来ると思わなかった」
「風呂敷にこんな使い方があったなんて知らなかった」
「抱っこ紐じゃなくても子どもの重さに耐えられるものなんですね」
「包む以外にも活用方があるなら一枚持っておきたいな」と話してくれます。

今は柄の種類も豊富ですし、機能性のある風呂敷も出ているので、自分の好きな物を選ぶ楽しさもありますよ。

風呂敷抱っこの仕方

◆赤ちゃんの場合(96×96の場合)

①風呂敷を三角に折って床に敷き、その上に赤ちゃんを載せます。

②風呂敷の端と端を赤ちゃんのお腹の上で結び輪を作ります。(結び輪を作る時、赤ちゃんにフィットするように少し小さめに輪を作ります。)

③三角の下の部分を赤ちゃんのお腹の方へ上げた状態で、輪の中に自分の体を通して赤ちゃんを抱き上げます。

④赤ちゃんの首とお尻をしっかり支え、赤ちゃんの足を自分の腰サイドに持ってきたら「風呂敷抱っこ」の完成です。


注意:抱っこした際首の下をしっかりと支えましょう


ポイント:赤ちゃんの体は小さいので、結び目は大きめに作ります。
肩の部分の布を広げると、圧が分散し、安定します。

◆幼児の場合(96×96の場合)

①風呂敷を三角に折ります。

②風呂敷の端と端を結び輪を作ります。

③結び目が背中にくるようにその輪の中に体を通します。

④風呂敷と自分の間に子どもを入れます。

⑤三角の下の部分を子どものお尻の下から自分のお腹の方へ引き上げます。

⑥肩の部分の風呂敷を広めに広げたら「風呂敷抱っこ」の完成です。


※男性でもこのように抱っこができます

風呂敷は普段から色々と使える

この様に抱っこできる風呂敷ですが、防災のためにわざわざ持ち歩くわけではありません。

買い物のときはエコバック、寒いときは羽織り、授乳期は授乳ケープ、食事時のチェアベルト、撥水風呂敷であればおむつ替えシートやレジャーシート、突然の雨には鞄や抱っこ紐の雨除けに、他にもまだまだここには書ききれないくらいたくさんの使い方があります。

そしてこんなに色々と使う方法があるのに、収納はとてもコンパクトです。
一枚入れておくだけで普段にも防災にも使えるのならこの機会に鞄に入れて持ち歩きませんか??
お子様のいるご家庭の方にこそ使い勝手の良い風呂敷はおすすめのアイテムですよ。

コドモトがおすすめする風呂敷抱っこにちょうど良いサイズの風呂敷(撥水風呂敷、綿風呂敷)はコドモトマートで販売しています。

コドモトマート
https://mart.kodomoto.info