コロナにかかったかも!?感染の可能性があるときの対応とその後の生活の備え

コロナの感染が拡大する2022年夏。学校や近所の家庭でも、子どもが高熱、自分が具合が悪い、そんな声が多く聞こえてきます。

我が家は夫、小学生の子ども二人、自分と一家全員がコロナに感染してしまい、大変なことになりました!
その際の種々の対応から、感染したかもしれないときにどうしたら良いか、また感染したときに備えて今準備できることを、こちらの記事でお伝えします。

感染が疑われたとき

我が家の場合、はじめに感染が疑われたのは夫でした。
日曜の朝、なんだか頭が痛いといって横になっていたところ、昼頃には38度以上の高熱。
病院にかかるにも、休日診療所くらいしか空いていないことが考えられます。

このときに私が考えたのは、以下の三点です。
①病院にかかるべきか
②かかるとしたら、どこの病院に行けば良いか
③病院に行かないとしたら、何をすれば良いか

相談窓口に電話をする

コロナに感染したかもしれないときには、各自治体で相談のできる電話窓口があります。そこで上記のようなことは相談できます。

神奈川県の場合には、以下のページに相談窓口の番号があります。
お住まいの市区町村により、かける先が違うので注意しましょう。

新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/support.html

相談窓口へ電話をかけてみるのももちろんよいですが、ここから先の記事では①②③のおおよその回答と考え方の助けとなることを書いていますので、まずはぜひ以降ご一読ください。

病院にかかるべきか?

まず、症状が出ているのが2歳未満の乳幼児や妊娠中の方、高齢者、若くても持病のある方の場合はすみやかに病院で診てもらいましょう。→ 「病院にかかりたいとき」を読む

2歳以上の子どもや特に持病のない大人の場合、病院には必ずかからなければいけないわけではありません。

コロナにかかってしまったときに、病院ができることは主に2つ。
検査解熱剤の処方です。

自宅にもし抗原検査キットがあれば、まずはそれで検査してみましょう。
抗原検査キットで「陽性」が出た場合、ハイリスクな人でない場合は神奈川県では病院には行かず自主療養を選択することもできます。
「自主療養届出システムを利用する」を読む

病院に行く目的を考えよう

病院も混雑していて、なかなか予約が取れなかったり、土日祝日・夜間で受け付けているところがあまりないということも少なくありません。体調が悪い中、移動したり待ったりするのも大変です。
解熱剤はあったほうが良いですが、わざわざ病院で処方してもらわなくても、市販のものでも大丈夫ですので、重篤な症状がなくハイリスクな人でなければ、病院には行かないのも一つの選択肢です。

抗原検査キットはどこで買えるのか

2021年、神奈川県では「抗原検査キット配布事業」が行われました。学校や園などを通じて子どもがいる家庭には多く配られたので、まだ手持ちがある方はそちらが利用できます。
神奈川県から配られた抗原検査キットは「医療用」です。

抗原検査キットは、ドラッグストアなどでも販売されるようになりました。
販売を行っている薬局等を探せる検索システムがあります。
抗原検査キット販売薬局検索システム

ただ、この2022年夏、感染者がとても増えてきてしまっているため、こちらの検索システムで見つかる店舗でも、品切れになっている店がとても多くなっています。

また、販売されていても「研究用」の分類の抗原検査キットの場合、後述する「自主療養届出システム」では申請することができませんので、事前に訪れようとする店舗に電話などで「医療用」の抗原検査キットがあるか確認することをおすすめします。

自主療養届出システムを利用する

抗原検査のセルフチェックで「陽性」が出て自主療養を選択する場合、神奈川県では「自主療養届出システム」からオンラインで届け出ができます。
この届出を行うことにより、「療養証明書」を発行してもらうことができます。

使用した抗原検査キットは捨てないで!

「自主療養届出システム」抗原検査キットの結果の表示を写真に写して送る必要があるので、使用した抗原検査キットは捨てずに取っておいてください。
なお、抗原検査キットには「医療用」と「研究用」があり、自主療養届出システムでの届け出ができるのは「医療用」のみです。

身分証明書も必要

「自主療養届出システム」は、病院に行かずに家からオンラインで申請できます。便利ですが、身分証明書や抗原検査キットに名前や検査日を記入したものを写真に撮ってアップロードしたり、勤め先を入力したりなど、それなりのプロセスがあります。
症状が出ている人がやるには大変ですので、元気な家族が行うことをおすすめします。

神奈川県の自主療養システムの説明(公式)と申請は以下のリンクから
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/covid19/ms/mt_report.html

病院にかかりたいとき

病院にかかりたい場合には、かかりつけの病院があれば、まずはそれが第一の選択肢になるでしょう。
かかることのできる病院がわからない場合、先にご紹介した新型コロナウイルス感染症専用ダイヤルへ電話して聞く方法が一つ。

もう一つは、オンラインで発熱診療を行っている医療機関を検索して探す方法もあります。
​​神奈川県の医療機関の検索は、以下のリンク先になります。
発熱診療等医療機関の検索

病院に行くときは必ず事前予約を

コロナらしい症状が出た場合、「発熱外来」や「風邪外来」など病院によって名称は異なりますが、一般の診療時間と区別して診察を行っている場合がほとんどです。
病院のHPで「発熱外来」等の時間を調べましょう。
また事前の予約が必要な場合がほとんどなので、各病院指定の方法で予約をしてから病院に行きましょう。

家族が感染したとき、その後のために備えられること

「感染してしまったかもしれない」とこの記事を読んでくださったみなさま、さまざまな対応、本当にお疲れさまです…!
感染が疑われたときの対応は、以上でおしまいです。
あとは、家庭内で感染しないように細心の注意を払いましょう。

残念ながら、我が家の場合には、最初に夫がかかったあと、2日後に子どもたち二人が、そのまた2日後には自分がかかってしまいました。

感染してない家族の実家などへの避難

夫の感染がわかった翌日に、私と子ども二人は抗原検査キットで検査したのですが、そのときは三人とも陰性でした。

それで、家族にうつらないようにと夫だけ家に残り、私たち三人は一度県内の別の市にある実家に避難したものの、すぐ翌日に子ども二人が高熱!
実家の家族にうつらないように、慌てて子どもたちを連れて自宅に戻りました。

一度検査で陰性が出ても、全く油断できないということです。そこから更にうつしてしまう可能性もあるので、我が家のように感染者以外の他の家族が別の場所に避難というのも、避けたほうがいいかもしれません。

食料等の買い物問題

家族全員症状が出てしまった場合、困るのは買い物です。
まだ大丈夫でも、家族が誰か一人かかったら、どんどんうつってしまうリスクはあります。元気な人が食料や水分補給できるものなど早めに多く買って備えておきましょう!

ネットスーパーもありますが、感染がひろがっているからか、注文が殺到しているお店も少なくありません。ほしいと思ったときにすぐに買えず翌日翌々日でないと届かないかもしれないと想定して、ストックに余裕のある早めに注文するのがおすすめです。

解熱剤もストックがあると安心です。
コロナの主たる症状である高熱や身体の痛みは本当にひどく、普段はあまり解熱剤を使わない私も、今回は身体が痛すぎて解熱剤を数時間おきに飲んでいました。高熱がひどくて頻繁に飲んだというケースもよく聞きます。普通の風邪の場合より解熱剤の使用が多い可能性があるので、在庫の確認はしておいた方が良いでしょう。

自分がかかっても、家族がかかっても、コロナはとても大変です。
かかってしまったみなさん、どうぞお大事になさってください。
また、看病されている方も、ご自身や家族がうつらないよう、気をつけてお過ごしください。

文: うえおかともこ