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港南台 森と自然の保育園 SORA<後編> -子どもと共にいる大人がどうあるか-

横浜市港南区・港南台の「森と自然の保育園 SORA」での保育の様子をお伝えした前編

自然の中で、子どもたちとゆったりと過ごす時間。街中の公園の一角とは思えない落ち着いた空気。あくせくした毎日の中で、SORAの子どもたちと過ごす時間は、ここだけ別世界なのではないかと思えるような穏やかさでした。

一般的な保育園のイメージとはまるで違うSORAの保育。
後編では、施設長の藤本尚子さんに伺った、SORAの保育に関わる様々なお話をご紹介します。


施設長の藤本尚子さん

ー 子どもたち、とても落ち着いてましたね。私自身もとてもリラックスできました。
「子どもに寄り添って一緒に過ごす中で、大人も自分を見直すきっかけになったりしますよね。子どもと一緒にいることで、親もまわりの大人も一緒に育っていけるといいなと思います」

ー SORAの運営会社名の「こどもとそだち合同会社」、「子育て」じゃなくて「こどもとそだち」なんだなというのが印象に残りました。
「子どものために何がいいかというよりも、子どもは子どもで自分で育っていく。周りにいる大人が自分らしくいることが、めぐりめぐって子どものためになる。子どものために自分をおいてけぼりにしない。大人のあり方がいちばん大事だと思います」

ー 大人のあり方が大事…そのように思われたきっかけというのは何かあったのでしょうか?
「様々な園で働く中で、いい保育を追求しようとするあまり残業が増えたり、必死になってやって、保育者が疲弊していく状況があって……。がんばりすぎて疲れてしまう保育者をいっぱい見てきました。もちろんそれは、子どものためにいいと思ってやっているんですけれど。でも、一緒にいる大人が疲れきっていては、結局それは子どものためになっていないのではと思ったんです」

ー 保育士さんでなくても、親であってもそういう状況はあるかもしれません。
「保育者や親が子どものためを思ってしてあげる、たくさんのことよりも、子どもにとって必要なのは、安心できる大人がそばで見守ってくれていること。
『これをしてあげるからいい』とか『何がある』とかではなく、どういう人といられるかというのが保育の質につながると考えています」

ー どういう人といられるか。
「子どものためにいい保育をしようと思っていると、自分のことを我慢して、自分をおいていきぼりにしてしまう。余裕のない状態で子どもと接して、……どうなるでしょう?
子どものためといっても、自分は自分で整えておく必要があると思いました」

ー それで、「大人が自分らしくいられることが、めぐりめぐって子どものためになる」ですね。

この日の公園で過ごしていたSORAの子どもたちは、みんな思い思いに、自由にそれぞれの時間を過ごしていました。保育士さんたちも、何かを指導したり誘導したりということはなく、ただ、そばにいる。
『ただそばにいる』と書いてしまうと、何もしていないのかと思われてしまいそうですですが、その『ただそばにいる』という安心感はとても大きいのではないか。SORAの子どもたちの様子を見ていると、そんなふうに感じられました。

親と子とほかの大人と

「子どもたちは、ここにいることが楽しい、ここが安心できる場所と感じています。保育園に預けることをかわいそうなことと感じている人もいますが、私たちとしては、かわいそうなことをしているとは思っていません」
ー そうですよね。保育士さんだって、みんな子どもを想っているわけですし。

「子どもたちにとって楽しく、親御さんたちも信頼して預けてもらえるといいと思います。かわいそうなことをしていると思って預けると、かわいそうな子どもになってしまう」
ー 親が信じて預ければ、子どもも安心していられるんですね。

「親は親で大事な存在だけれど、それがすべてではない。子どもにとって、地域に信頼できる大人がいるということは、親から離れて自分で行動していくようになったときに、とっても心強いと思います」
ー 祖父母や親の友達みたいなナナメの関係の大人は、親にはない色々な影響を与えてくれますよね。

「親も完璧じゃないし、いくらがんばっていい親をやろうとしても、自分ができることには限界がある。やれることはしっかりやるけど、、できないことは人に頼ることも大事。頼りやすい関係や雰囲気を作ることで、これで困ったらこの人というのが何パターンもあると良い」
ー 親以外にも頼れる大人が周りにいて、それも色々なパターンがあれば、人生に行き詰まらずにすみそうですね(笑)

「子ども自身もなんでもやれるようになるというよりは、自分が好きなことや得意なことをやりながら、できないことは誰かを頼って助けてもらえればいいんじゃないかなと思います」

地域と関わる保育園

SORAの子どもたちは、園のすぐ近くにある港南台北公園や、ときどき遠出してプレイパークの行われている港南台中央公園で遊んでいます。
その時、よく公園で顔を合わせる地域の方々とは「こんにちは」「バイバイ」と挨拶したり、午後なら放課後、小学生たちが一緒に遊んでくれることもあるそうです。

「小さい子たちもお兄ちゃんお姉ちゃんが大好きで。大人が相手になるよりも子どもにとってはより近い存在で、刺激的ですよね。お兄ちゃんたちも 小さい子たちがかわいくて、遊んでいるうちに離れ難くなってしまうこともあるんですよ」

地域との交流を大切にしているSORA。園舎の入口の一角は、今後地域交流スペースとして開放されるそうです。


開放される予定のスペース。カフェのようにくつろげる空間です。

「地域交流スペースができて、地域の方達が来てくれたら、子どもたちにとっても得るものがあるし、地域の方にとっても、子どもたちから得られるものがあると思います」
ー 子どもにとっても、地域の方にとっても、お互いに、ですね。
「大人も子どもも、対等です」

保育園を建てようとしたら、子どもの声がするとうるさいと反対されたというニュースがあったり、セキュリティを気にして外部の人が保育園の中に入らないようにしたりと、保育園と地域社会の交わりが難しくなる昨今、こうして地域との交流に力を入れる園は珍しいかもしれません。

「子どもの存在が身近ではない大人たちに、保育園のことを知ってもらえていないから起きる問題もあると思います。それで、何か事件があったりすると、閉じてしまう。保育園で起きていることが周りに見えなくなってしまったら、見えない分色々不安がつのったり、お互いに誤解が生じたりする」
ー だから、閉じるのではなく開き、知ってもらおうということですね。

「地域の人たちがふらっとお茶のみにこれたりするような場所が作れるといいなと思います。ここは地域で歩いていても声をかけてもらったり、暖かく受け入れてもらえています。つながることで、保育園のことも知ってもらって、お互い助け合っていい関係が作れるといいですよね」


地域交流スペースの壁に描かれた「港南台みんなの地図」

SORAは小さな保育園ですが、地域とつながり、子どもたちは近所のお兄ちゃんお姉ちゃん、おじさんおばさんたちとも関わりを持っています。
毎日遊びに行く港南台北公園で、オレンジの帽子の子どもたちを見かけたら、ぜひ声をかけてみてください。園以外の子どもたちも一緒に遊ぶの大歓迎とのこと!
地域の方々との新しいつながりを、SORAでは待っています。

文・写真:うえおかともこ

前編はこちら!
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■森と自然の保育園SORA HP

■その他のこの記事で出てきた場所
港南台北公園 https://www.kodomoto.info/spots/141119VBAP
港南台中央公園 https://www.kodomoto.info/spots/1411190vKE

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