2023年『子どもの預かりと働き方に関するアンケート』結果

NPO法人コドモトでは、2023年1月に未就学児のいる働くママたちに向けて「子どもの預かりと働き方」に関するアンケートを募集したところ、横浜市在住の方を中心に72名の方の回答をいただきました。

子育てしながら働いた経験のあるみなさんから、「入園するためにこんなことに困った」「仕事と子育ての両立の大変だったこと」「働いてよかったこと」などについてたくさんの声が寄せられました。今回はアンケートの概要をお伝えします。

働いてよかったこと「社会的接点」「収入」


働いて良かったことに「社会的接点がもてること」「収入が得られること」を答える人がどちらも60%超えました。
子育てをしていると、子どもと家で二人きりで過ごすために、大人と会話する機会が少なくなりがちです。そのため、ママは孤独を感じやすくなります。
仕事をすれば、職場の同僚や上司・部下、取引先、顧客など大人と接することになり、たとえ仕事でも大人と話す機会があるのは貴重と考えるママは多くいます。
また、収入面の安心は何にも代えがたいものです。子どもがいると何かとお金がかかります。

ママはみんな、仕事と子育ての両立に悩んでいる!


「働くことと子育てすることの両立で困ったことはどのようなことですか?」の質問では、「特になし」という回答がゼロでした。ママたちのほとんどが仕事と子育ての両立で悩んでいるということを表しています。
テレビ雑誌やSNSなどを見ていると、子育てをしながらバリバリと仕事をしている人の話や、仕事も育児もしていても綺麗に片付いた家の写真など、どうしてもキラキラした話に目がいきがちです。けれど、実際のところは、大半のママは仕事と子育ての両立に悩んだり困ったりしているのかもしれません。

子どもがよく体調を崩す

「働くことと子育てすることの両立で困ったことはどのようなことですか?」の質問では、52%の人が「子どもがよく体調を崩す」と回答しました。
幼稚園や保育園では、春夏秋冬、季節を問わず様々な感染症が流行っています。特に幼稚園や保育園に通い始めたばかりのころは、風邪をひきがちで欠席しがちで、仕事にも支障が出てしまうことも。

ゆとりのなさ

「働くことと子育てすることの両立で困ったことはどのようなことですか?」の質問で、「子どもと過ごす時間が取れない」、「気持ちに余裕が持てない」、「疲れがとれない」という回答がいずれも約5割で、働くママたちのゆとりのなさが垣間見えます。

働き方をいっしょに考えよう

働くことで、社会との接点や収入など得られることはたくさんある一方で、子育てと仕事の両立に悩む声もあります。
子どもがいると生活が変わります。それに合わせて、働き方を見直すのもよいかもしれません。

今回のアンケートも踏まえて、コドモトでは働き方や園選びについてイベントを開催したり情報発信をしたりしています。次は2024年3月7日(木)に以下のイベントを上大岡駅のウィリング横浜にて行います。子ども連れ歓迎です。お気軽にご参加ください。

「ママの働きたいを応援!色々な働き方を一緒に考えてみよう│ママの働き方を考える会」

「ママの働きたいを応援!色々な働き方を一緒に考えてみよう│ママの働き方を考える会」

アンケート概要