【園選び】入園までの流れ~プレ、説明会、願書提出、面接、入園体験まで~

コドモトレポーターのいでしほです。
私にも子どもが2人いて、幼稚園選びをするのにいろいろと悩みました。初めて幼稚園選びをされている方たちのために、この記事では幼稚園に入園するまでの流れを体験談も交えてお伝えします。

近所の幼稚園を探してみたり、先輩ママパパの経験談を聞いたり、幼稚園のさまざまな情報を集めた後に、「この幼稚園が気になるから、もうちょっと具体的に知りたいなぁ」「通いたい幼稚園が決まったら、申込はどうやってするの?」と思う方も多いでしょう。
幼稚園入園前の1年では、どんなことをしたらいいのでしょうか?

プレ(プレ幼稚園、プレ保育、未就園児クラス)

「この幼稚園にしようかな」と思う園が見つかったら、その幼稚園のプレに参加すると、もう少し具体的に幼稚園のことを知ることができるかもしれません。
プレとは、「プレ幼稚園」「プレ保育」「未就園児クラス」などとも呼ばれており、正式に入園する前に幼稚園生活を体験することができます。

プレについての詳しい内容は、プレ幼稚園の記事をご覧ください。

入園の手続き「見学会・説明会に参加しよう」

幼稚園では、保護者に向けて幼稚園見学会や説明会が開催されています。開催時期は、6月~9月に開催される場合が多いですが、随時見学ができる園などもあるので、幼稚園ごとに詳細を確認してください。
説明会では、入園にあたっての詳しい説明を聞くことができます。具体的には、教育方針や入園の申込方法、願書の配布、面接日、入園料・保育料などについてです。
質疑応答の時間がある場合には、幼稚園の先生に直接質問することができます。私が説明会に参加したときには、「預かり保育は何時まで利用できますか?」「オムツがはずれていなくても大丈夫ですか?」「小食なのでお弁当を食べられるか心配です」といった質問があがっていて、それぞれについて先生が丁寧に回答していました。
幼稚園見学や説明会のときのチェックポイントは、こちらの記事で詳しくお伝えしています。ぜひご覧ください。

入園の申込

●願書
まず、希望する幼稚園の申込書(願書)を受け取ります。
願書は、説明会で配布されたり、公式サイトからダウンロードしたりする場合もあります。
願書の受取方法は、各幼稚園で決められているので、よく確認してください。
願書配布日は10月頃の場合が多く、自治体によって配布開始日が決められていることもあります。たとえば、横浜市の場合、私立幼稚園・認定こども園(教育利用)の募集要項及び入園願書の配布は10月15日以降となっています。

●募集要項
募集要項には、募集人数、対象年齢、入園手続きの方法、面接日、入園料、保育料などが記載されています。
願書と一緒に配布されている場合もありますし、前年度の募集要項が公式サイトに掲載されていることもあるので、確認してみましょう。

●願書提出
願書を受け取った後は、必要事項を記入して幼稚園に提出します。
提出方法も幼稚園によって異なります。郵送のみで受付ける園もあれば、面接日に直接持っていく園もあります。
たとえば、横浜市の場合、私立幼稚園・認定こども園(教育利用)の入園願書受付日は11月1日以降で統一されており(2021年現在)、11月1日に入園願書提出と面接が同時実施されている場合が大半です。そのため、実質的には願書提出できる幼稚園は1つのみとなっています。

入園面接

入園申込日(願書提出日)にそのまま面接を実施することもあれば、申込日と面接日が別に設定されていることもあります。面接を受けるために、検定料(5000円程度)を支払う場合もあります。
面接は、園児の面接の他に保護者の面接を行う場合もあります。面接の内容は幼稚園の教育方針や特徴によってかなり異なります。どのような面接が行われるのか、保護者の服装に指定はあるのかなど、細かいことについては各幼稚園の先輩ママや口コミで調べておいてもいいかもしれません。
入園できるかどうかの合否判定については、後日発表される場合もあれば、面接の終わりに伝えられる場合もあります。

私が希望した幼稚園は、子どもたちが元気に楽しく遊ぶことを大切にしていた幼稚園で、面接は幼稚園の先生と子どもの簡単な会話(「お名前は?」「これは何色?」「この動物は何でしょう?」など)でした。最後に先生から「お母さんから何かお話したいことはありますか」などと声をかけてもらい、一通り話した後に、「では、4月から幼稚園に通ってください(入園OK)」と伝えられました。だいたい15分程度の面接でした。

入園料

幼稚園によっては、「入園料」が設定されている園があります。
入園料とは、月ごとに支払う保育料とは別に必要な入園する時に支払う料金です。
入園料の金額は幼稚園によって様々ですが、中には10万円を超える場合もあります。
なお、入園料は「幼児教育・保育の無償化」の対象外です。

入園料の納入方法は、面接日に直接納入したり、後日振込で納入したりと色々なケースがあります。
振込で納入する場合でも、面接日や合否判定のすぐ後に納入することになる場合が多いので、事前に金額を確認して用意しておきましょう。

制服・教材の購入

入園が決まったら、園服、体操着、帽子、スモックなどを採寸して、購入します。
他にも、入園後に使用する教材、カバンなどを購入します。園から指定されているものの他に、手提げバッグ、お弁当袋、コップ入れ、体操着袋、タオルなど自分で用意する必要があるものもあるので、説明会等で配布される資料をよく読んで準備しましょう。
すべての持ち物に子どもの名前を書く必要があります。根気よくがんばりましょう!

入園体験

入園する前の2月頃、多くの園では子どもが幼稚園生活を体験する機会が用意されています。
子どもが初めて幼稚園の制服を着て、ママパパと離れて、先生やおともだちと教室で遊びます。
私が通わせていた幼稚園では、2時間ほどの入園体験でした。子どもが教室で入園体験をしている間に、保護者は入園式までに準備するものの説明や、幼稚園生活についての具体的な説明(園児たちの普段の様子のビデオ視聴、登園時間やお弁当・給食などのルール、預かり保育の手続き方法など)を受けました。

まとめ

幼稚園を探した後から入園までの流れについて、お伝えしてきました。幼稚園入園前の1年の流れはイメージできましたでしょうか?
ここでは一般的な流れをお伝えしているので、ご自身の希望する幼稚園では実際にどんな流れなのかについても、ぜひ調べてみてくださいね。

(文 いでしほ)